魚のあれこれ知識 ダテハゼとは!

磯釣りなどでよくみられる【ダテハゼ】ですが、皆さんは【ダテハゼ】について詳しい情報を知りたい!と思ったことはありますか?

そんな方に、今回はダテハゼについての特徴や料理方法を紹介していきたいと思います。

出典:www.izuzuki.com

特徴

最大体長13cmほどの魚です。

また腹ヒレに腹膜がある、腹ヒレの癒合膜は痕跡的、眼下に垂線がない特徴などで、近い種類のヒメダテハゼ、ミナミダテハゼと区別することが出来ます。

身体には横帯が体側に5本あり、6番目はU字型で尾ヒレにあります。

体は細長く、後方へ向かうほど側扁しています特徴があります。

眼は大きく、尾びれの後ろ縁は尖ったように丸い特徴を持っています。

ダテハゼは日本や台湾などに分布しているハゼの仲間で、国内では千葉辺りより南で見られる事が多いです。

また、ダテハゼは沿岸のサンゴ礁域などに生息していて、水深15m辺りまでで多く見られますが、水深30m辺りにも生息しているのが確認されています。

砂礫底や砂混じりの砂利底などを好み、小型の甲殻類やゴカイ類などを捕食しています。

また台湾付近だけでなく、西太平洋ではパプアニューギニア、ニューカレドニアやソロモン諸島などでも多く見られ、サウジアラビア、イスラエルなどの紅海にも分布すると言われています。

また、ダテハゼは、ヤマブキハゼ、イトヒキハゼなどのように、テッポウエビの仲間と共生することが知られているのをご存知でしょうか?

に同居し、巣穴の入り口でニシキテッポウエビは砂地にトンネルを掘って 自分の住み家にします。

そこにダテハゼが同居し、見張りをし、危険が迫るとテッポウエビに知らせ、自らも巣穴の中に逃げ込んでしまう習性があります。

ハゼはどのようにしてエ ビに危険をしらせるのでしょう?トンネルから出た テッポウエビは自分の2本ある長い触角のどちらかの先で常にハゼの体に触れています。

ですから、危険を察知したダテハゼは体をブルッと動かせばそれでテッポウエビは危険を知ることができるのです。

テッポウエビの掘った穴に居候をさせてもらっている家賃として、ダテハゼは見張り番をしているのです。両者の関係は相利共生と見られます。そしてこの両者はそれぞれパートナーと呼ばれます。

詳しく説明していきますね。

 ダテハゼとテッポウエビの役割分担

真まっ白な海底、海底の一見濁った砂泥の中、砂溜まりに垂直に降下したりする習性など、不思議な魚。

砂地さえあればたいてい見られるのが「ダテハゼとテッポウエビの共生」は、どんな役割分担をして助け合っているか?

①テッポウエビは営繕担当

テッポウエビの仲間はハサミ脚がとても大きいのが特徴です。これを使って大きな音を発する種類がいるため「鉄砲エビ」と言います。

ダテハゼと共生するタイプのテッポウエビは、この大きなハサミ脚を穴掘りと砂や泥の運搬に大いに活用させます。巣穴の製作(トンネル作り)や修理、保全を担当する役割をします。

②ハゼは見張り役

テッポウエビは、たいてい巣穴の中で熱心に作業をしているせいか、視力があまりよくないのが難点な部分です。そこで、他者の交信を傍受することを意味する無線用語で使われる【ワッチ】をするのがダテハゼの役割で、テッポウエビの周囲に不審な生物や危険な生物がいないかどうかを、察知し知らせる役割をします。

テッポウエビの巣穴に近寄るダイバーを察知すると瞬時に一緒に巣穴に逃げ込む行動からも言えるのはダテハゼは、ある場所に武装して立ち、敵または軍用品などを見張る兵士。の意味を現す【兵站】であることがよくわかると実感するでしょう。

③テッポウエビの命綱

しかし、テッポウエビは「敵、来襲!」といった警告をどうやってダテハゼから受け取るのだろう?不思議に思いますよね。そこで注目すべき所は、テッポウエビの長い触角です。

巣穴の外に出てくるとき、その長い触角は必ずダテハゼの体のどこかに触れており「危険!」「逃げろ!」といった警告が触角を通じてダテハゼからテッポウエビにブルブルッと体を動かせて伝える仕組みになっています。まさに連携プレイした共生ですね!

④テッポウエビからのお礼とダテハゼのやさしさ

「テッポウエビが巣穴をつくりハゼが見張り役」というシンプルな共生関係ですが、それだけでなく両者にはさらなる助け合いが観察されています。

それは、テッポウエビがダテハゼの体をクリーニングするという事!

それだけではありません。ダテハゼの排泄物をテッポウエビがエサとして利用したり、ダテハゼがテッポウエビのエサとなる藻類の切れ端を巣穴に運ぶという行動も観察されています。

巣穴から滅多に離れることがないテッポウエビから見たら、大変ありがたいことと思うでしょう。そしてダテハゼの優しさには、テッポウエビに対して見返りを求めていないのが良く分かりますね!

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