魚のあれこれ知識&ハタハタ

沖釣りなどで釣れる【ハタハタ】ですが、皆さんは【ハタハタ】について詳しい情報を知りたい!と思ったことはありますか?

もっと特徴とか、釣り方や美味しい料理方法などが知りたい!と思ったことはありませんか?

そんな方に、今回はハタハタについての特徴や料理方法を紹介していきたいと思います。

出典:山形県鶴岡市観光連盟

ハタハタの特徴

ハタハタは体長20cm程で、体形は扁平し頭から3分の1あたりのところが体高が大きくなっていき、そこから尾に向かってすぼんでいきます。

特徴として面白いのが砂に潜り両目は上向きで、口も極端な受け口になって過ごしているという事です。

背ビレは前後2か所に分かれ、尻ビレは肛門から尾の付け根まで幅広く続いています。体の大きさに対し胸ビレが大きいのが目を引く特徴といえるでしょう。

体色は背が黄褐色に褐色のまだら模様がついていて、体表に歯ウロコがなく、腹側は銀から金色に光ってみえます。

左右に凹凸が少なく、うろこもない上に、体は体高が高いのも特徴です。

鰓蓋に5本の鋭い突起があります。

前部と後部とで背ビレが完全に分かれており、かなり離れているのが特徴です。尾ビレ、胸ビレが大きく、特に胸ビレは非常に大きいです。

昼間は浮き袋は持っていないので、土の中や泥や砂の中に体を埋まって背ビレや目だけを出して隠れており、夜になると行動します。忍者みたいな魚ですね!

卵塊(卵)の色は、赤、茶、緑、黄など様々で、卵の色素は胆汁色素の中にある色素に含まれるビタミンA2、クラスタザンチン、イドザンチンなどで構成されるため、特定した色がないと言えるでしょう。

名前の由来

「ハタハタ」は古い言葉から読みほどいていくと雷の擬声語で、現代の「ゴロゴロ」にあたります。雷の鳴りはじめる11月ごろに獲れるので秋田県ではカミナリウオの別名でも呼ばれ、漢字では魚編に「雷」で「鱩」と書きます。

また、冬の日本海の荒波の中で獲りにいくことが多いから「波多波多」と書くこともあります。

ほかに、漢字では魚編に「神」で「鰰」とも書くこの字の由来について体の模様が富士山に似ていることから、めでたい(喜ばしい事)魚として扱われたという説があります。是非、調べてみてください。

秋田弁では「ハタハタ」の「タ」の音は有声化して無気濁音で発音されるため、たびたび「ハダハダ」というような音に聞こえることから、これが土地の名前として収録される例もあります。

佐竹氏が関ヶ原の戦いで秋田に移封してきた年以降、秋田では「サタケウオ」という異名でも呼ばれるようになったそうです。

新潟県ではシマアジとも呼ばれています。

鳥取県ではハタと呼ぶほかカタハ、シロハタなどと呼ぶ地域もあります。

ハタハタの旬 秋田と鳥取の旬の違い

秋田では、ブリコ(ハタハタの卵)を持っている雌が11月末から1月にかけて、珍重され旬となります。

一方、9月から翌年5月あたりまでが、鳥取など山陰では漁期で、産卵には参加しない魚群のため身に脂が多く3月から5月が美味しい旬とされているなが「シロハタ」と呼ばれるものです。

地域ごとに旬が変わるんですね!呼び名や漢字も違う。不思議な魚。

食べ方は塩焼き、干物、味醂干し、甘露煮、田楽、飯寿司(なれずし)ハタハタ汁などがあります。

小骨が少なく、深海魚なので鱗が無いことから、骨が中身から丸ごと簡単に離れるため身の全部分か、頭を切り落としただけの状態で焼いたり煮たりすることが多い料理方法が沢山あります。

釣って直ぐにハタハタを焼く場合は、尾びれの付け根で骨を折っておくと頭のほうから骨が全部、きれいに抜け食べやすくなります。今度、やってみますね!

合わせ味噌を付けて焼く田楽は山形県庄内地方でもよく食べられています。

ハタハタの食べ方や郷土料理

東北の郷土料理

淡白でよくしまった身はウロコが無く、味噌煮やしょっつる鍋やなどの郷土料理として親しまれている他に、正月に食べられる「なれずし」や「しょっつる」の原料としても有名な魚です。また、庄内地方には12月9日の「大黒様のお歳夜」にハタハタの田楽を食べる風習がある。

ハタハタ寿司はなれずしの一種で、保存食として昔も今も愛されています。

野菜などと一緒に食べられることもあるます。また、塩蔵したものや味噌漬けにしたものや塩蔵したものを煮たり焼いたりして食べることも多い魚です。

また雪国の冬を乗り切るための重要な食材として食べられてきたハタハタは重要なタンパク源として食べられてきました。

鳥取県の郷土郷里

鳥取県には一度塩漬けしてから酢で味付けしたおからと甘酢に漬けたハタハタ合わせて作る【しろはたずし】があり、4月が旬のため、賀露大明神春祭りの行事食にもなっています。

韓国の郷土料理

韓国でも江原道などの日本海(韓国名:東海)側では、トルムクという名前で食用として食べられています。子持ちのものを焼いて食べる場合もありますが、主にチゲの材料として使われます。

という事で、今回は東北出身である私も何度か食べたことのある【ハタハタのしょっつる鍋】を紹介したいと思います。

はたはたのしょっつる鍋

材料

はたはた

4尾

白菜  

1/8個

まいたけ

1/2パック

長ねぎ

1本

木綿豆腐

1/2丁

春菊

1/3束

A水

600ml

Aしょっつる

大さじ2

A「ほんだし」

小さじ1

作り方

(1)はたはたは内臓とエラを取り除き、水洗いして水気を拭きます。

(2)白菜は4cm幅くらいに切り、まいたけは小房に分ける。ねぎは斜め切りにし、豆腐はひと口大に切ります。春菊は食べやすい長さに切ります。

(3)鍋にAを入れて火にかけ、(2)の白菜・まいたけ・ねぎ・豆腐、(1)のハタハタを加えて煮ていきます。全体に火が通ったら、(2)の春菊を加えてひと煮だちさせます。

*しょっつるの量は味を見ながら調整してください。

まとめ

今回は東北から韓国まで、幅広く食用として、愛されている【ハタハタ】を紹介しました。

地域ごとに呼び名や漢字まで違う不思議オーラ満載の【ハタハタ】是非、皆さんんも食べてみて下さいね。

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